大分県宇佐市の光華保育園を設計監理させて頂きました。

細い路地の突き当り、山門の奥には真宗大谷派の寶泉寺があります。その少し手前に建つ光華保育園は、コの字で両手を広げるように園児を出迎えます。

路地に面する真っ白な外壁には、落ち着いた配色の小窓と時計がアクセントになり、周辺の景観に溶け込みやすい配色を意識したモダンテイストでシンプルな外観と、杉材のフローリングや腰壁材を使用したナチュラルテイストな内装を基調に、ポイント的にカラフルな色使いで子どもの感性を刺激する遊び心を取り入れました。

真宗保育の理念に基づいて、子どもが安心して過ごせる空間、人と人との関係における営みの中でともに育ちあう場所、世代を超えた交流と働くお母さんを地域でサポートする場所、保育所に入所する子ども達だけでなく、保育を必要とする家族と周辺地域のネットワーク作りの場所として、子ども達がのびのびと育つ環境作りの手助けとなる事を願い設計しました。

【建築データ】鉄骨造２Ｆ／５２８．１１㎡／２０１５年４月竣工